研究テーマ
子どもの主体性を伸ばす学級・ホームルーム経営
目的
「持続可能な社会の創り手」となることが期待される子どもに、生きる力を育むことを目指すに当たり、私たち教師は、すべての教育活動において、どのような資質・能力の育成を目指すのかを明確にしながらその充実を図ることが求められている。
令和4年度は、学級・ホームルーム経営に重要な役割を果たす「特別活動」に着目し、話合い活動における「合意形成」に焦点化した実践研究を行い、小学校から高等学校まで発達段階に応じた指導の重要性について研究発表を行った。
令和6年度は、引き続き「特別活動」に着目しつつ、学級・ホームルーム経営において核となる「子どもの主体性の育成」に焦点化し、「持続可能な社会の創り手」を育成するためには、どのような資質・能力を育むことが必要なのか、幼児教育から高等学校教育までの18年間を見通した実践研修を行う。
調査・研究内容
- 意識調査の実施、分析をとおした新潟県教諭の「学級・ホームルーム経営における課題意識」の把握
- 研究協力校での実践をとおした「特別活動で育成を目指す資質・能力」の抽出と、幼児教育で培われた資質・能力との繋がりの整理
- 身に付いた資質・能力が学級・ホームルーム経営全体においてどのように発揮されているかのエピソード評価
- 校種の垣根をなくし、「子どもの育ち」について、幼、小、中、高の教諭が語り合うことをとおした「資質・能力のよりよい接続」の在り方についての探究
令和6年度教育フォーラム分科会について
人格形成の基礎を培う幼児教育において育まれた資質・能力を、小学校以降の学校教育に繋げることで、児童・生徒は主体性を発揮し、さらに伸ばしながら、よりよい学級・ホームルームをつくりあげるであろう。そのための教師の適切な指導や考え方、児童・生徒の主体性が伸びる環境について、研究をとおして明らかになったことを発表する。
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